【実体験】高専に入学するメリット・デメリットを徹底解説!進路の悩みがある人必見

  • そもそも高専ってなに?
  • 高専に進学するメリットは?
  • 高専に進学するデメリットは?
  • 実体験を知りたい!
Taican
高校受験の進路先で悩んでいる人必見です!自身を振り返ると中学で大きな決断をしたなと。笑

ちなみに、僕が高専進学を決めた理由は3つです。

①部活が熱心で強そう

②人と違うことがしたい

③はやく受験が終わる

専門分野にすごく興味があったわけではなく、結構不純な志望動機でした。笑

この記事にある実体験が少しでもお役に立てればうれしいです!

Taican
不安になったときに、いつでも振り返られるようにブックマークしてご利用ください!

高専ってなに?

ここでは、まず高専についての一般的な説明していきます!
Taican
私服でいいし、オタク仲間も多いし、入学した当初はまず自由って感じましたね!

高専とは「高等専門学校」の略称で、全国に国公私立あわせて57校あります。

高専の教育目的は、高度な学問や専門技術を教え優秀な技術者を育てることです。

高専は、高等教育機関(大学や短大と同じ)になり、中学受験もしくは高校3年生から編入という形でも入学できます!

修業年限は5年間のため、卒業の時点では短大の卒業生と同じ年齢になります。(専攻科へ進学後、就職すると学士(大学卒業)と同じ)

卒業後の進路は、就職・進学いずれかを選べるようになっています。なお、専攻科が設けられている高専ではさらに研究や専門知識を2年間学べます。

高専生進学ルート
高専生と普通校の進路パターン比較

高専に進学するメリット

高専の進学は、個人的にはメリットが大きいと思っています!では、解説していきます。

卒業後、就職率ほぼ100%で技術者に

ほぼ100%で就職できるってことはブラック企業が多いんじゃないの?
という疑問があるかもしれませんが、そんなことはありません。
誰もが知っている大企業や地元企業に就職できます。
その理由は、「高専枠」と呼ばれる推薦ルートがあるからです。この枠があることによって、大学生の就職活動のような非常に高い競争率に巻き込まれなくて済みます。
5年で卒業し、就職するので歳は20歳になります。(留年しなければ笑)
他の同級生より早く社会人になれるし、もしかしたら会社で同級生の先輩になる可能性もでてきます。
誰もが知っている有名企業に就職しやすいのは、間違いなく高専に進学する一番のメリットになりますね。

大学&大学院に編入がしやすい

これはあまり知られていないと思います。
高専の学生の間では「学歴ロンダリング」と呼んだりしています。笑
高校から大学への受験とは違い、編入試験はセンター試験がなく3科目程度で受験できます。
大学受験と違い競争相手が少なくしっかりと対策すれば、予備校などに通わずに有名大学へ進学が可能です。
また、専攻科から大学院への進学も推薦枠などがあり、研究などのノウハウがを学部生より優秀だと大学側に認識されており、比較的楽に進学ができます
高専卒ではなく、有名な大学院をでてから就職活動をするとかなり給料も高く、出世ルートに乗れる確率もあがるのでおススメです。

トータルで考えると学費が安い

高校時点の学費は少し高めだが、専攻科に進むとグッと学費を抑えることができます。
編入するにしても、高校からの大学受験のように予備校に通う必要もないので予備校代が浮きます。
また、県外の大学などに行くと下宿代などもかかってくるため、県内の高専だとそれもありません。
このメリットは、後々社会に出たときに認識しました。
後に親に学費について聞くと、「助かったわー」としみじみ言われました。笑

高専に進学するデメリット

聞こえのいい大きなメリットばかりを列挙しましたが、もちろんですがデメリットも存在します。
私が思うデメリットは、「合わない人」というほうがあっているかもしれません。
では、ざっと説明していきますね!

留年や退学のリスクがある

普通校と比べると欠点などの基準が少し高く、サボって単位を落としてしまうと学年が上がっても単位を取るまで付きまとうことになるので、留年や退学などの確率は高くなります。
学科にもよりますが、クラスの40人中2~4人くらいはいなくなる印象です。
主な要因は、以下になると思います。
・専門分野に興味がなく、勉強の内容が入ってこない
・勉強を教えあったりするような、友達や先輩などの関係性がない
上記に該当して、その時がつらくても、とにかくしがみついて留年や退学にならないことが大事です!
留年しても、下の学年のクラスの人と結婚するハッピーなパターンもありますが・・・笑

女子が少ない

学科や地域によるかもしれませんが、それでも普通校に比べて圧倒的に女子が少ないです。
しかも、女子とつながりが少ない男どもがうじゃうじゃいるので、合コンとかも校内では皆無です。笑
自分は、中学から付き合っていた彼女がずっといたので女性の悩みは無縁でしたが
友達はかなり必死に出会いを求めないと、つながらない感じでした。。。。。
今どきは、マッチングアプリなどの抵抗感が薄くなっていたりするので、そこまで苦労はしないかもですね!

レポートや課題が多い

実習などが週一回はあるので、確実に毎週1科目はレポートや課題がありました。
学科ごとに強弱はありますが、普通校と比べるとコンスタントに多いと思います。
単位の取得にも大きく関係するのでサボることは決してできません!
自分は比較的、レポートの作成は好きなほうだったので苦ではなかったですが
苦手な人も数をかなりこなすことになるので、それなりに書けるようになっていきます。

教授の授業が独特

専門分野を極めし教授、准教授、助教は、極めているがゆえにクセがすごいです。笑

また高専の先生は、一般的に教員免許を持っていません。(専門分野に精通していることが大事だから)

そのため、塾などの先生と比べると圧倒的に理解不能です。

したがって、仲間や先輩とのつながりで乗り切る、または自分で理解していく力が大事になってきます。

この勉強への姿勢は社会人になっても役立ちます。

試験期間や長期休みがズレている

普通校と比べて、時間軸が若干ズレているので普通校の友達を誘ったりして遊びに行くなどがなんとなく疎遠になったりします。

私の場合は、試験期間のズレなどで彼女とデートできなくなったりして、すれ違いが起きたことがありました。

これにはかなり手こずりましたが、彼女と会う時間をどう捻出するかを考えるようになり

時間の使い方や、時間に対する考え方が変わって、なんとか青春を死守しました。笑

高専生活を過ごした私の感想

一言でいうと、「親孝行したな~」です。笑
学歴も、就職先も、学費も心配させなかったと思います。
特殊な環境で、選択肢が狭まったかとは思いましたがそうでもなかったです。
ただ、専門分野の授業や研究などに興味を持てなかったり、苦痛だったりすると3年時に大学受験を考えていたりしたと思います。
合わない人には合わないし、華々しい大学生活でサークルで女子とわいわいするといった経験もできません。
でも、この企業に入りたい!あの大学に入学したい!といった目的意識がある人には、かなりいい学校だと思います。
中学で大きな決断をすることになりますが、中学の決断はすぐに挽回できます。
今後の人生について少しでも真剣に考える時間が持てただけでも、かなり前進できていると思います。

まとめ

今回は高専に入学するメリット・デメリットを書かせていただきました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • メリット:就職や進学がしやすい環境が整っている!
  • デメリット:普通校ではない環境でなじめない可能性がある
  • 合えば大きなメリットを享受できる!

個人的には、高専入学のメリットは大きいと考えます!

高専出身の一意見として参考になれば幸いです。
この記事が今後の人生に役立てられればうれしいです!
Taican
最後までご覧いただきありがとうございました!
最新情報をチェックしよう!