【高専】本当に就職に強いのか?!転職はしやすい?

  • 高専は本当に就職に強いか?
  • どんなところに就職ができる?
  • 転職はしやすいか?
  • 筆者の実体験は?
悩みを抱える人
高専って本当に就職に強いの?
Taican
就職に強いという評判が多いですよね。高専卒として、読者が知りたいであろう情報を書いていきます!

 

筆者は、機械工学科出身なのでその経験からの可能性を書いてきます。

高専卒の友人や、教授からの実際の声などもお伝えしますので有益な情報をお伝えできているはずです!

この記事にある情報が少しでもお役に立てればうれしいです!

 

Taican
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高専は本当に就職に強いのか?

高専を進路に選択にするにあたり、「就職ができるのか」という点は非常に大事になってくる項目の一つです。

まず、データを確認していきましょう。

就職(内定)率は脅威の99.1%

では、データをもとに具体的な数字をみていきましょう!

・学生総数:9,710人 (2022年3月に高専を卒業)

・就職者数:5,794人 (全体の59.3%)

・進学者数:3,725人 (全体の38.4%)

文部科学省「文部科学統計要覧(令和3年版)」

となっており、この就職を希望した高専卒業生の就職(内定)率は99.1%となっている。

ちなみに、過去の就職内定率も上記の水準と同等レベルになっています。

ただ、災害などがある年は企業が採用を控える場合があるため、やや低くはなりますがそれでも98%以上を保っていたりします。

なぜ就職率が高いのか

理由は、以下です。

企業側が【高専枠】を設定しているところが多く、求人がたくさんあるから

では、なぜ高専枠が存在するのか。企業目線でみると、

・普通科高校より、高等教育を受けている分一般教養のレベルが高い

・工業高校より、専門知識がある

・大卒より、安い水準の給料で雇用できる

学生時代は考えたことがありませんでしたが、企業側にメリットが大きいですよね。笑

だから、高専枠をわざわざ設けていい人材を囲いにきているので、就職に強いんです!

 

どんなところに就職ができる?

優良企業への就職が可能です!ただし、さきほども触れましたが、大卒よりは安い給料での雇用が前提となる場合が多いです。

就職先ランキング

日経新聞「2022年春入社 国立高専生の就職先ランキング」によると、画像のようなランキングです!

(※国立高専機構のデータを参考に日経が独自に調査したものです)

高専就職ランキング2022
日経新聞「2022年春入社 国立高専生の就職先ランキング」

こうみると、大企業のインフラ企業や製造業が上位にランクインしていますね!

また、企業によって女性の採用比率も違うので、女性はその点も留意してチェックしてみるのもひとつだと思います!

企業が評価している理由

こちらも日経新聞の同記事の内容を抜粋します。

●パナソニック

知識・理論だけでなく実験・実習に重点を置いた教育で培われた「実践力の高さ」が魅力。
創業者の松下幸之助氏の言葉で言えば「自修自得」となる。

●村田製作所

ものづくりが好きなところを評価。

好きこそものの上手なれである。

転職はしやすいのか?

転職はしやすいです!ここでは、高専卒の友人数人の実際の体験談をお伝えします。

同業種への転職

こちらは、重工系でいくと比較的人手不足な部署も多いため、好条件でキャリアアップも可能だったりします。
同業種だと前職の経験を活かして仕事をすることができたり、
しかも、高専卒だと友人が働いていたりするので、ある程度どのような会社でどんな環境かも把握でき、かなりリスクの少ない転職活動が可能となります。

高専経由での転職

これは、卒業校の教授などとの信頼関係やコミュニケーションが大切になってきます。
高専の教授となると、企業とのコネクションもあり転職活動を支援できたりします。
これも教授が卒業生経由でどのような職場か把握することができ、希望すればOB訪問で直接雰囲気などを伺えることもできるのでかなり手堅い転職活動といえるかもしれません。
ただ、下手な問題などを起こすと教授と学校のメンツに泥を塗ることになるため、生半可な気持ちでは使用できない手段かと思います。

筆者の実体験

筆者は、専攻科から就職しました!
戦略としては、専攻科でより専門的な知識を学び学歴も「学士」を取得し、高専の推薦枠を使用して大企業に就職するというものでした。
ただ、実際は勉強は好きだったが仕事にするのは違うなということで、全く違う職種に自由応募して就職活動をしました。
しかし、高専枠ではなかったものの、高専卒は企業に魅力的だったようで、急遽自分が受けた会社は高専卒ルートを作りすぐに採用されました。(同期とは全く違う採用ルートでした)
こういった経験からも、高専卒は企業側に魅力があり、とても強い武器になり得ると断言できます!
自分は今、企画やデザインの仕事をしていて、学んできた専門知識は一切活かせていません。笑
ただある程度CADなどの知識もあり、高専卒ということでこの先今の業界が先細りしそうだと感じた時には、他のデザイン職の人よりも転職は容易にできるかなといった考えもあります。
そういった面でも、「高専卒」という肩書は自分としては人生の安心感につながっています。

まとめ

今回は高専が本当に就職に強いのかを書かせていただきました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • 就職内定率は脅威の99.1%
  • 高専卒は企業側にもメリットが多く引く手あまた!
  • 転職もしやすい! ※教授や友人のコネクションは必要

個人的には、高専卒でのメリットは大きいと考えます!

自分もそのメリットの恩恵を受けた一人でもあり、それなりに説得力があるのではないでしょうか?

高専出身の一意見として参考になれば幸いです。
この記事が今後の人生に役立てられればうれしいです!
Taican
最後までご覧いただきありがとうございました!
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