- 高専の受験ってどんな感じ?
- 受験勉強の苦労や克服方法は?
- 勉強の必要時間は?
高専受験をした、実体験をお伝えしていきますのでぜひご覧ください!
ちなみに、私が高専受験で苦労した点は数学の問題です。
どちらかというと、文系科目が得意だったので数学の苦手な範囲を克服することが大変でした。
得手・不得手は人によってさまざまですが、それを克服する勉強方法は意外と同じだったりします。
数学が不得意だから―。英語が苦手だから―。
それを理由に進路をあきらめるのはもったいないです!
この記事にある実体験が少しでもお役に立てればうれしいです!
不安になったときに、いつでも振り返られるようにブックマークしてご利用ください!
高専の受験ってどんな感じ?
ここでは、まず高専の受験について一般的な説明していきます!
普通校とかの受験とは日程や科目も違うので、チェックが必要ですね!
日程
国立高等専門学校機構によると、令和6年度は以下になります。(記事作成時点)
令和6年度入学者選抜学力検査:
<本試験>令和6年2月11日(日)
<追試験>令和6年2月25日(日) ※新型コロナ対応
全国共通で、2月の第二日曜日に設定されている感じですね。
ちなみに公立高校だと3月中旬周辺のところがほとんどかと思いますが、それと比べると少し早い感じですね。
※必ずご自身でホームページおよび、担当教員にご確認ください!
科目
基本的に国立高専だと、国語・数学・英語・理科・社会の5科目です。
しかし、一部私立・市立高専があり、少々異なる場合もあるため各高専のホームページを直接確認することをおススメします!(特に私立は独自の方法が多いイメージです)
各科目の試験時間は、50分間でマークシート形式です。
なお、傾斜配点の方式(特定の科目の点数を1.5倍や2倍にする方法)をとられており、理系学科の多い高専では数学や英語に重きを置かれています。
推薦入試
もちろん、推薦入試も別途存在します。
評定がこの出願資格の基準よりも低いと推薦入試を受験することができません。
試験内容は面接や小論文、適性検査と呼ばれるテストを行います。
また、評定や課外活動、部活動や生徒会活動などが書かれている調査書も合格の判断材料に含まれます。(実際はこの「評定」が合否に最も関わってきます)
個人的には、評定(内申点)や生徒会などの活動が重視されており、クラブ活動などの功績は少し加点には薄いような印象でした。なぜなら、私が中学時代クラブ活動での表彰を多数受けていたためです。
ただ、その高専が力のいれているクラブなどだと話は変わるかもしれません!
推薦入試は高専によって内容や試験時間などが大きく異なるので、学校のホームページに掲載されている入試情報を必ず確認しておきましょう。
ちなみに私は推薦入試を玉砕覚悟で受けて見事にダメでした。笑
受験勉強の苦労やその克服方法
結論としては、とにかく過去問をやりこみ、苦手範囲もやりこむしかない!では、解説していきます。
過去問中心にやりこむ
丁寧に国立高等専門学校機構が過去問を挙げてくれています。
↓URLから、過去問に飛ぶことができます。
https://www.kosen-k.go.jp/exam/admissions/kosen_navi.html
これで、マークシート形式になれるのはありだと思います!
ちなみに自分はこのようにネット上に落ちているのを知らなかったので赤本などで対策を行っていました。
過去問は傾向をつかんだりすることができます。
あくまで傾向で、傾向通りにでるとは限らない点は注意しなければなりません。
この過去問を有効活用する方法は、高専に入学しても進学するのに重要な生きる術になるので
しっかりと活用していきたいところです!
苦手範囲を認識し、その基礎部分だけでも抑える
正直、受験は長所を伸ばしても点数に上限がある以上、頭打ちが存在します。
なので、苦手科目や範囲を克服することが平均点をあげる有効な手段の一つと言えます。
苦手範囲は、定期テストや過去問などでだいたいの傾向は掴めると思います。
また、自分が「あ、これいやだな・・・・」と思っているのも日ごろ心当たりがあるでしょう。
そういった問題の基礎問題をやりこむのがいいです。
「基礎はできるんだけどなー」と思っていても、意外と問題の角度が変わると即答できません。
ここで基礎の抜け落ちている部分を確認することができます。
それがわかれば、基礎が固められて苦手範囲も点数が取れる可能性がグッと上がります!
ひらめきが問われる問題なんて、そうそうないので焦らずに基礎固めをして本番でもコンスタントに
点数がとれるようにしておきましょう!
勉強の必要時間は?
さきほどは、過去問を徹底的にやりこむことを強調させていただきました。
その戦法をベースに、必要時間がどれくらいか計算してみましょう!
必要時間の計算
過去問5年分を3周(初見→復習→理解)解くとします。
1科目50分×5教科=250分/1年分
250分×5年分=1250分
1250分×3周=3750分
さらに、ただ解くだけではなく、丸付けや解答の理解などが加わります。
それにかかる時間を、1周目(60分)、2週目(30分)、3周目(30分)で計算すると、
60分×5科目×5年分×1周=1500分
30分×5科目×5年分×2周=1500分
合計3000分
過去問を解いて理解するだけで、3750分+3000分=6750分=112.5時間費やすことになります。
2週間に分けたとしても1日8時間過去問に費やさないといけないので、非現実的ですね。笑
いろんな課題とかもあるでしょうから
この時間を頭にいれて、受験勉強のスケジュールを組んでいく必要があります!
受験勉強の戦略
時間を頭にいれたからといって、すべてうまくいくとは言えません。
なので、戦略の一つとしては強化する科目の比重を重くすることです。
ひとまず、過去問5年分くらいは1周するとして、その後は科目によって優劣があるはずなので
点数や理解度によって優先的に回数をこなすといった方法をとりいれることもひとつでしょう。
とにかく、受験生は勉強に時間を費やさないとダメですが、その時しかできない「青春」も大事です!
勉強が正義になりがちですが、広い視野でみれば学歴はあとから挽回も可能です。
ぜひ自分にふさわしい戦略を、家族や担任、塾の先生と話し合って探してみてください!
高専受験を経験した私の感想
私は、推薦と学力入試どちらも受験しております。
ということは、推薦入試は落ちているということです。笑
推薦は落ちる前提で受けていたのですが、落ちたときはやっぱり悔しかったです。
ただ、「絶対あそこに入学してやるぞ!」という反骨心が芽生えて、
学力受験前の追い込みはかなり集中して準備することができました。
推薦も一回落ちているし、ここで落ちても普通校の入試がまだあるというマインドで臨みました。
結果、合格できたわけですが準備と苦手範囲の克服は必須だったなと感じたわけです。
克服の度合いもありますが、マークシート形式なのでなにかしら解答に近い思考ができていれば
ドンピシャの答えが出ていなくても、なんとなく近い答えを選んで修正できる可能性があります。
塾では絶対にこんな考えは教えないと思いますが、基礎と準備ができていればそんな奇跡も手にすることができます。
「人事を尽くして天命を待つ」
これが、受験のすべてかと思います!
まとめ
今回は高専受験に関する勉強のコツや必要時間などを書かせていただきました。
この記事のポイントは以下の通りです。
- 高専受験は、普通校と別日程
- とにかく過去問をやりこめ!
- 勉強の時間も必要だが質も大事!
個人的には、高専入試は普通校の入試の練習くらいで臨んでもOKだと思います!
ただし前提として、準備は徹底的にしてというのが絶対です。
なぜなら、その準備は絶対に今後の学生生活で活きてくるからです。
また、準備を徹底的にしていれば本番で緊張してもそれなりに力を発揮できるからです。
高専受験を経験した先輩の一意見として参考になれば幸いです。
この記事が今後の人生に役立てられればうれしいです!
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